2018年2月19日

ミニコラム・ちょろけん(仮) 0219

いつかやってみたい、という「あこがれ行為」は人によって色々あるかと思いますが。

わたくしにとってのそれとして「ゲームセンターでの長時間プレイ」があったことをふと思い出しました。ここでいう長時間プレイというのはいわゆる連コイン行為ではなく、1クレジットでダラダラ粘り続けるプレイを指します。昔はよくいたんですよね、ゲームセンターで「ダンジョンズアンドドラゴンズ シャドーオーバーミスタラ」とか「スパイクアウト」とか、ああいうゲームを1クレジットでずっとプレイしつづけている人。何かのシューティングゲームで自機を安全地帯においたまま放置して缶コーヒーをぼんやり飲んでいる人なども見かけたことがあります。もちろんお店や他の客にとって台を専有するのは間違いなく迷惑行為なのですが、それにしても粋…は言いすぎにしても、どことなく洒脱な感じを受けたんですよね。粘りプレイにしてもまずそのゲームを相当やりこんでいなければできないことですし。少なくともわたくしにとって「カッコいいゲーマー」というのは、海外のゲーム大会で優勝して賞金何万ドルとかではなく、そういう風にゲームに熟練した普通の人たちだったのです。

で自分もいつかああいう風になりたいものだなあ、と思っているうちに時は流れてわたくしはいつのまにかゲームセンターに行かなくなり、アーケードゲームをとりまく様相も一変。かつてのゲーセン文化みたいなものはもう失われかけているようなので、せめてこういうところで思い出を反芻しておけばいずれ何か考古学的な資料に…ならないか。ならないな。

 

2018年2月16日

ミニコラム・ちょろけん(仮) 0216

しばらく前から「ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド」をプレイしています。

この作品が昨年度の色々なゲーム賞を総なめにしたのはまだ記憶に新しいところ。わたくしとしても以前からプレイしてみたいと思っていて、ようやく色々と状況が整ったのでプレイし始めたんですが、いやはや凄い。オープンワールドというゲームシステムもここまで進化したかー、とうっかり感動してしまいました。具体的にはゲーム開始からすぐの地点にある焚き火。火の近くに置いてみたリンゴが、ちりちりちり、ポン、と焼きリンゴになったとき、ガシッと心を掴まれてしまった感があります。

それで「せっかくだから攻略情報はできるだけ見ないで効率無視でプレイしてみよう」と思い立ってそうしているのですが、あらためて考えてみるとそういう気持ちにさせてくれるゲームというのは貴重ですよね。ありとあらゆるゲームの攻略情報がネット上にゴロゴロしている今、情報を遮断する、すなわち「知らない権利」というのももっと行使すべきかもしれないなあと思いました。ゲーム体験の一環という意味では、適度な苦労は楽しみとニアイコールですし。最初から効率ばかり追ってゲームをプレイするというのは、そりゃあもう味気ないものですから…。

という訳でゲームはまだ序盤、攻略どころか基本操作(の一部)もまだおぼつかない状態ですが、今のところ楽しくプレイできています。そういえば量販店の店頭で中古ソフトを買ったとき、パッケージ内に取扱説明書が入っていなかったので「説明書はないんですね」と言ったら店員さんに「たぶんゲーム内から見られるようになっていると思います。最近のゲームはみんなそうなので」と言われてちょっと恥ずかしい思いをしたっけなあ。時代の流れに取り残されかけている…!頑張ってアップデートしていかねば。

 

2018年2月15日

ミニコラム・ちょろけん(仮) 0215 #2

しかしまあ「ドラゴンクエスト10」(以下DQX)、ここまでハマるとは自分でも思っていなかった。

わたくしはMMORPGのプレイ歴はかなり長い方で、黎明期のウルティマオンラインから色々なタイトルを触ってきたのですが、おそらくその中でも一番長くハマっているのがこのDQXかもしれません。World of Warcraftもプレイしている期間は長かったんですが、拡張が出るごとに三ヶ月くらいプレイしては飽きて月額課金を止めるという繰り返しだったので、単純なプレイ時間だけ見てももうすでにDQXの方が長いと思います。

ではDQXの何が魅力か、といってゲームシステムをくどくどと説明するのもうっとうしいので避けますが、一言で言ってしまうと「楽しみ方の幅が広い」ところではないかと思います。難易度の高いエンドコンテンツに行かなくても、知らない人とパーティーを組まなくても、それどころかレベルすら上げなくても楽しめる奥の深いコンテンツが色々とあり、自分のやりたくないこと、苦手なことを強制されない(もちろん頑張れば相応のメリットはある)というのはゲームとしてとても正しいことのような気がします。そこにはゼネラルディレクター・堀井雄二のポリシーがあるのかもしれませんな。

それともうひとつ特筆すべきなのが運営の良心的な姿勢。色々なトラブルに柔軟に対応してくれるだけでなく、時にはゲーム内での経済活動に関する注意までうながしてくれるという親切ぶり。月額料金も安く(一般的なMMORPGの2/3程度)、プレイヤーの声を汲み上げる様々なシステムも完備されており、情報公開や説明にも積極的なので気持ちよくプレイしていられる…のが恐らくわたくしが今までプレイし続けてきた理由の一つであることは間違いありません。ネットゲームの運営にはいちゃもんをつけてナンボみたいな風潮が蔓延している中で、ここまで不信感の払拭に尽力する姿勢は高く評価できるのではないでしょうか。

もし以前のわたくしのように安住の地が見つからず色々なタイトルを渡り歩いているMMORPGファンがいたら、ぜひDQXを一度プレイしてみていただきたいと思います。グラフィックだけ見ると子供向けっぽいですが、ああ見えて実はものすごく奥が深いゲームですよ。

 

ミニコラム・ちょろけん(仮) 0215 #1

先日ちょこっと触れた「プロレスラー美男子烈伝」をしばらく前に読み終えました。

この本は雑誌「週刊プロレス」に連載されていた内館牧子のコラム、あの「~は美しい。」という書き出しが印象的なあれを単行本にまとめたもの。内館牧子というとTVドラマをほとんど見ないわたくしにとっては「いつもなんだか偉そうにしている横綱審議委員会のおばさん」という以上の認識はなかったのですが、こうして自分の好きなものに対する愛情を思うさま表明しているところを見てみると、意外とキュートなところのある人だったのでちょっと驚きました。ああいうお堅そうなおばさんもやっぱり好きな人(世界)の前では乙女になってしまうのね。プロレスの追いかけ方もすごく真面目だし、こういう文化に対する居住まい・態度の正しかたみたいなところはちゃんと心得ている人だったんだなあ、という感想。文章も面白く、勉強になりました。

となると同じジャンルのニュースによく出てくるあの嫌らしい大人のイメージをそのまま具現化したような邪悪、やくみつるも作品を読んでみたら「意外といい奴じゃん!」みたいになるんでしょうかね。なんだか想像がつきませんけども。