2018年1月31日

ミニコラム・ちょろけん(仮) #23

ジャズのアルバムを色々と聴いていると浮かんでくる疑問のひとつに、「どうしてみんな『枯葉』をカヴァーするんだろう?」というのがあり、ませんか。

ジャズには「スタンダード」とよばれる様々な定番曲があって、それが色々なミュージシャンにカヴァーされていることはもちろん知っているのですが、それにしたって「枯葉」はその量が多すぎるような気が。これはたぶんアレですかね。ジャズミュージシャンたちの間で「一流になるには必ず一度はカヴァーしなければいけない関門」みたいに認識されているのでは。板前になるために大根をキレイに桂剥きするとか、ヤングライオン杯に優勝して若手ポジションを卒業するとかそういう感じで。桂剥き、ヤングライオン、枯葉。(字足らず)

あるいは寿司屋で「これを頼めば店のレベルがわかる」 とされる玉子のような存在になっているので、ミュージシャン側もあえて自分の力量を示すためにカヴァーしているとか。これは結構ありそうな気がする!とかあんまりデタラメなことばかり書いているとベテランのジャズファンに怒られそうなので程々にしておきますが、それにしても枯葉。これだけたくさんあるんだから、色々なバージョンの枯葉だけを集めたコンピレーションアルバムを出してみてもいいんじゃないですかね。タイトルは「枯葉100%」とか「かれはっち」とかで。

 

ミニコラム・ちょろけん(仮) #22

先日当コラムでちょっと触れたのがきっかけで、ジャコ・パストリアスのアルバムを聴いてみたのです。あの前髪の短い兄ちゃんが真正面からこっちを見ているジャケットの、あれ。

以前触れた音楽メディアでの彼の持ち上げられ方から、もっと難解でとっつきにくい感じの音楽をやっているのかなあと想像していたんですが、実際に聴いてみると普通にファンキーな曲なんかもあって意外と聴きやすく、ちょっと驚きでした。もちろんイメージ通りの前衛的な曲もありましたけども、そればっかりという感じではなかった。なにごとも実際に触れるまえに知識だけで身構えていてはダメですな。うーむ。

そんな中で気になったのが5曲目「トレイシーの肖像」。初めて聴いた曲なのになんとなく聴き覚えがあると思ったら、昨年よく聴いたチャイルディッシュ・ガンビーノの「Redbone」とベースラインが同じでした。曲調そのものはブーツィ・コリンズ「I'd Rather Be With You」の影響が指摘されていますが、近年のファンク/ソウル回帰の流れはこんなところまで来てるんですなー。個人的にこういう温故知新的なルーツへの回帰というのは(ジャンルを問わず)かなり好きな流れなので、今後も続くといいなあと思います。

あとこのジャケット写真のジャコ・パストリアス、 顔つきがサッカー選手の長友佑都にちょっと似ている、ような気がしました。気のせいかも。

 

2018年1月28日

ミニコラム・ちょろけん(仮) #21

「小人閑居して不善をなす」という言葉のとおり、人間というのは暇だとロクなことを考えないもので、先日ふと「IQの低そうな発言って例えばどんなものがあるだろうか」と思い、自宅でごろごろしつつぼんやり考えていたのですが。

「ピーナッツチョコが腹いっぱい食いてえ~!」
「弁当のおかずはカラアゲだけでいいから!」
「ウナギってタレがウマいだけだよな!」
「貸した裏ビデオ、ちゃんと巻き戻して返せよ!」

とここまで考えたところで、ことごとくかつてのバギーネタの後追いにしかなっていないことに気がつき、アーオ、とマイケル・ジャクソンのような嘆息。自分の発想の貧困さに呆れると同時に、バギーという概念のエポックメイキングさに独りあらためて感服し、もう一度小声で、アーオ。

 

2018年1月27日

ミニコラム・ちょろけん(仮) #20

高校の頃、よく遊びに行っていたレコード屋がありまして。

というと「レコード屋じゃなくてCD屋だろ!」と思われるかもしれませんが、当時にしては珍しくアナログレコード中心のお店だったのです。そもそもそのお店を知ったきっかけも高校の近くのデパートで開催されていた中古レコード市で、偶然通りがかったので好奇心でフライヤーを持って帰ったのが最初だったと思います。

昔からなぜかよく他人に顔を覚えられる(そのくせ自分が他人の顔を覚えるのは苦手という)わたくしはその小さなレコード屋の店長とすぐ顔見知りになり、色んな音楽の話を聞いたりしておりました。当時はインターネットもなかったのでまず音楽ソフトの試聴がなかなかできず、なけなしの小遣いでハズレを掴まされないためにもそういう情報収集は大事だったんですな。

である日そのお店に行くと、店長は他の、確か女性だったと思いますが、常連客と話し込んでいました。わたくしは店内でレコードやらCDを閲しながらその会話を聞くともなしに聞いていたのですが、その常連客がふいに発した「マキシ・プリーストってイイ男よね~」という一言がなぜか強烈に脳に焼きつき、当のお店が閉店してしまった今の今まで覚えているのだから本当に意味が分からない。これが言霊か…!ちなみにマキシ・プリーストというのはこういう人です。


ここで不細工なおっさんが出てきたら綺麗にオチがついたのに、普通にイケメンだったのでわたくしちょっと苦い顔。うーむ。

 

ミニコラム・ちょろけん(仮) #19

先日久しぶりに母の手料理を食べる機会があったのですが。

趣味ではなく生活の一環として料理をするようになってからあらためて母の料理に触れてみると、なんというか凄いものですな。元々うちの母は料理が得意で、料理教室にも足しげく通っていたのでまあ美味しいのは当然かもしれないんですが、それを抜きにしても、やっぱり主婦としてずっと家族に料理を作り続けてきた人間の出す味はちょっと違うなと。うま味調味料すら使っていないのに(古いタイプの人間なのでうま味調味料を使うのに抵抗があるらしい)なんでこんな味になるんだろう?と鶏肉と大根のシンプルな煮物を食べながら素で考え込んでしまったのでした。

そもそもわたくし自身の味覚の大部分が母の料理によって作り上げられたものなので、それを追い越す…どころか追いつくだけでも大それたことのような気がしますが、当面は家庭を持つ予定もないし、どうせ料理を作り続けるならいつかこのくらいのものができるようになりたいなあ、みたいなことを思いました。気恥ずかしいので母には言いませんが!

2018年1月25日

ミニコラム・ちょろけん(仮) #18

改めてジェフ・ベックを聴いてみたら、案外良かったんですよ。

ジェフ・ベックといえばわたくしがまだ高校生の頃、雑誌「ヤングギター」(かあるいは「Burrn!」)でレッド・ツェッペリンの高見映ことジミー・ペイジがジェフ・ベックのアルバム「ブロウ・バイ・ブロウ」を「ギターの教科書だ!」と評したという話を読みまして。当時ギター小僧だったわたくしはへーそんなに凄いなら俺も聴かなくては、と近所のレンタルビデオ屋でCDを借りて聴いてはみたものの、どうにも眠いジャズロック風の曲ばかりで「なんかつまんね…」となってしまって、それ以来ずっと聴いていなかったのです。アンスラックスやオーヴァーキルを愛聴するゴリゴリのメタルキッズにジャズっぽいテイストはまだちょっと早かったのでしょう。

で今現在わたくしはほどよくくたびれたおっさんと化し、ゴリゴリのメタルやハードコアを聴き続けると耳がもたれるようになり、そのかわりにジャズやファンクの味わいが分かるようになってきました。そしてふとしたきっかけでジェフ・ベックを再訪してみたら以前の印象よりずっと良かったので驚いた、という話。アルバム「ワイアード」ではチャールズ・ミンガスの「Good Bye Pork Pie Hat」 がカヴァーされていて、原曲を知ったあとで聴いてみるとまた味わいがちょっと違うなー、とか。音楽に限らずこういうことって年をとると結構あるもので、はは、おもろ。(町田康っぽい感じで)

 

2018年1月24日

ミニコラム・ちょろけん(仮) #17

ここ数日寒いですな。今朝はうちの地元でも氷点下6度くらいまで冷え込んだそうで、思わずオイオイオイとなりました。

ところでニュースで「寒波」と聞くたびに思い出すのが映画「デスペラード」に出てくる主人公の助っ人、カンパとキーノ。あの有名なギターケースの中にマシンガンとロケットランチャーを仕込んだ二人組ですな。で思い出すのはいいんですが、未だにどっちがカンパでどっちがキーノなのか覚えられません。以前誰かに簡単な覚え方を教わったような気もするんですが、覚え方どころか教わった事実そのものがもうウロ覚えという体たらく。きっとわたくしはもう一生カンパとキーノを判別できないままなのだと思います。ならもう覚える努力は放棄して、コロナビールでも飲んで暑苦しいメキシコに思いを馳せている方がいくらかマシですな。ん~、アカプルコ…。

 

2018年1月22日

ミニコラム・ちょろけん(仮) #16

自分の好きなものを全肯定する姿勢というのは、見ていて気持ちがいいものです。

そういった姿勢は一見幼稚に思えるかもしれませんが、自分の嗜好に相当の自信がなければできないことであって、そういう雄度みたいなものにわたくしは憧れます。確かにもしそれが単なる無知から来たものであったら恥ずかしいかもしれませんが、無知から来たものだと思われるのがイヤで「まあまあだね」「悪くないよ」みたいな上から目線の物言いで予防線を張ってしまったら、それもまた同じくらいカッコ悪いことのような気がするんですよなー。

好きなものは好きと言える気持ち…ってどこかで聞き覚えがあると思ったら槇原敬之の「どんなときも。」の歌詞か。好きなものは一切批判するな!と言うつもりも毛頭ないのですが、何であれ粗を探してケチをつけるのは簡単だし安全ですからね。そこを飲み込んで肯定することのほうが難しい。わたくしもできれば自分の気に入らないものに対して批判的になるのと同じくらい、自分の気に入ったものはストレートに支持できる人間でありたいものですよ。

 

2018年1月21日

ミニコラム・ちょろけん(仮) #15

「オーバーウォッチ」ってなんかもったいなくないですか。

ゲームをご存知ない方への説明は公式サイトへのリンクに代えさせていただくとして、これだけ魅力的なキャラクターと世界観を揃えておいて、なんで肝心のゲーム内容が全キャラ入り混じった何のストーリーもないオンライン対戦モードしかないんじゃろか…という疑問の答えはわたくしも薄々感づいていて、eスポーツ。まあそっちの需要を見込んで力を入れてるんだろうなあ、というのは想像に難くない訳ですが。

世の中には他人と競うことを好まないゲーマーも大勢いるのであって、eスポーツも結構だけども、競技ではなく娯楽としてのゲームがプレイしたいという人のことも忘れないでいただきたいものですな!とわたくしはしかめ面をしながらカイゼルひげの端っこをねじりねじり。決して購入初日に外国の厨プレイヤーに罵声を浴びせられて以来オーバーウォッチをプレイしていないことを根に持っているわけではないのです。げそげそ。

 

2018年1月19日

ミニコラム・ちょろけん(仮) #14

子供の頃の勘違いを大人になって思い返してみると、なんだか恥ずかしいような微笑ましいような不思議な気分になるものです。

個人的な例をあげるとTVドラマの「赤かぶ検事」を「赤株健二」みたいな人名だと誤解していたり、幼稚園の遠足で行った名栗川のことを「殴り川」だと思っていたり。これについては遠足当日の名栗川の流れがかなり激しく、水流に足をとられてビーチサンダルを片方流されてしまったという私的恐怖体験の影響もあるかもしれません。あと父親がよく口ずさんでいたちあきなおみの「矢切の渡し」を「矢切の私」だと思っていたこともあり、志村けんのバカ殿様に「矢切の渡し」と書いてある看板が出てきたシーンで「渡しって!」と爆笑。間違えて覚えたせいで正しいものを見て笑うって、今になってみるとそっちの方がどうかしてますな。うーむ。

そういえば2009年に「赤かぶ検事」が中村梅雀(重度のジャコ・パストリアスヲタ)主演でリメイクされていたことをつい最近知りました。わたくしの知らないあいだに赤かぶも代替わりしていたとは。いっそのこと梅雀ではなくイケメン俳優を起用して、赤かぶというコンセプトも現代風に刷新すればよかったんじゃないですかね。「ディルピクルス検事」とか。ないか。ないな。

 

2018年1月18日

ミニコラム・ちょろけん(仮) #13

昨年は諸々あってあまり映像作品を観なかったので、世間のトレンドになかなかついていけなかったのですが。

そんな中でもニール・ブロムカンプ監督が立ち上げたOats Studiosの連作短編映画シリーズは毎回チェックしていました。YouTubeで公式配信されているのでうちの環境でも観やすいのと、短いのでサクッと観られるのがありがたかったです。内容もすごく刺激的でしたし。特に最初に観た「Rakka」の、トカゲ型宇宙人の汁が天地逆にたれる描写には感銘を受けました。SF映画における汁たれ表現としては「フィフス・エレメント」のゾーグの頭から黒い汁がたれてくるシーンに比肩するインパクトといえましょう。「第9地区」でわたくしの大好きな悪役のオビサンジョを演じていたユージーン・クンバニワも出ていたし、これは続きが観たいなあ。

しかしこのシリーズを見ていると、やっぱりニール・ブロムカンプ監督(オレはそれを「ブロカン」と呼ぶね)はメジャー資本でエンタメ映画を撮るのには向いていない…というか尖った作家性を開放できるインディペンデント映画の方があきらかに向いている感じがしますなー。これからのシリーズ展開がどうなるか、監督の動向に注目したいところです。

 

2018年1月16日

ミニコラム・ちょろけん(仮) #12

先日、たまたまチャールズ・アーランドの「More Today Than Yesterday」という曲を聴いてイイ曲だなあと思ったのですが。

ジャズオルガン奏者、チャールズ・アーランドが'69年に発表したアルバム「Black Talk!」のトリに収録されているこの一曲。気心知れた仲間たちが集まる下町の安酒場…みたいなリラックスした雰囲気をたたえた曲なので、タイトルもてっきり「昨日のことは忘れて今日を頑張ろう!」みたいなポジティブなメッセージなのかと思ったんですが、調べてみたら当時ヒットしていたスパイラル・ステアケースというバンドの曲のカヴァーでした。タイトルも「昨日よりも今日のほうが君のことを愛してる」というわりとありきたりな意味でちょっとガッカリ…と勝手に妄想を膨らませて勝手にガッカリしているわたくしは一体何なんでしょうね。イヤだわ面倒くさいおじさんって!ごめんなさい。

ちなみに同アルバムにはフィフス・ディメンションの名曲「Aquarius」 のカヴァーも収録されているんですが、すっかりソウルジャズ調に換骨奪胎されているせいで言われるまでカヴァー曲だと気づきませんでしたとさ。

 

ミニコラム・ちょろけん(仮) #11

先日のミニコラムで玩具の経年劣化について書いてから、今までに得た玩具のメンテナンスや保存に関する知識を一冊の本にまとめてみたらどうだろう、みたいなことをぼんやりと考えています。

当然わたくしはプロのライターではなく出版社へのコネクションもないので、本にするとしたら同人誌的なものになると思うのですが、果たしてそういう本にニーズはあるかなあ、と今はまだアイデアを練りつつ様子を見ている段階です。ここら辺はすべての玩具趣味の人に共通する話題なので、すでに他の人が出していそうな気もしますし。いまはウェブ上にも色々な情報があるので適宜調べればいいだけの話なのですが、とりあえずのとっかかりとして手元にまとまったドキュメントがひとつあると便利かなあと思ったわけです。

実際に作るとなるとライティングに加えてDTP的なこともゼロから覚えないといけないのでなかなかシンドそうな感じはあるのですが、そういう苦労もまあものづくりの楽しみの一つかなと。最近なんとなくアウトプット欲が出てきたので、気分が盛り上がっているうちに色々やってみたいのです。さーてどうしたもんだか。

2018年1月14日

ミニコラム・ちょろけん(仮) #10

わたくしはみうらじゅん氏のファンで、趣味や考え方などけっこう影響を受けていたりします。

いま「みうらじゅんの映画ってそこがいいんじゃない!」という映画批評集(?)を読んでいるのですが、彼は他のいわゆる批評家たちと違って、作品の欠点や出来の悪い部分を必要以上に攻撃しないので、心やすらかに読めてなかなかいいです。おそらく人間的に優しい人なんでしょうね。悪いところも「ンモ~しょうがねえな~!」みたいな笑いに転化されると、読者としても「ちょっと気になるし見てみようかな」という気分になりますよね。なにも映画批評に限った話ではないですが、悪いところを見つけて叩くだけなら素人でもできるのです。その批評がネットのユーザーレビューのレベルを超えられるかどうかは、(どんな方向にであれ)そこからさらに一歩踏み込めるかどうかにかかっているのではないかなあ、なんて思います。

それにしても文章に添えられてる1P漫画、人物の顔がみんな全然似てなくて可笑しい。特に「テルマエ・ロマエ」の回の阿部寛なんて、どう見ても(全日本プロレス時代の)菊地毅だし。仕事の幅は年々広がっているけど絵だけは昔からなかなか上手くならないなあ、みうら氏。

 

2018年1月13日

ミニコラム・ちょろけん(仮) #9

世間の大半の人がもう忘れているようなどうでもいい過去のことを、何かの拍子にふと思い出したりしませんか。

独りでぼんやりしている時など、よく「川村アナリエ」「ソンドゥミリウ」「乳拳(ギルガメ内のミニドラマ)」といった雑多な想念が浮かんでは消え浮かんでは消えしたりするんですが、中でもけっこうな頻度で思い出すのが「プーチンみたいな彼」という曲。「ロシアでいま『プーチンみたいな彼』という歌が流行っている!」というニュースを何年も前にテレビで見て覚えたものなんですが、これ。


酒を飲んで暴れるダメな彼氏を見て「プーチンみたいな立派な男が彼氏ならいいのに…」と嘆く内容で、曲はヒドいし歌っているアーティストのPoyuchie Vmeste(一緒に歌おう、の意だったと思う)も得体の知れない連中なのでロシア国民は首をかしげている、といったような報道内容だったと記憶しています。でもこのくらいヘボいと逆にアリかな…(ポンチャック的な意味で)みたいなところもあるし、後でこうして思い出すくらいにはちゃんと記憶に残るのだから音楽というのは奥が深いものですな。

2018年1月11日

ミニコラム・ちょろけん(仮) #8

しばらく前からブラックミュージックを聴くようになって、最近ではジャズなんかをよく聴いています。

アフロ・キューバンのスタンダードナンバー(定番曲)の一つで「南京豆売り」という曲があって、ルイ・アームストロングが演奏・歌唱したバージョンのそれをたまたま聴いたら歌い出しが「マ~リ~♪」でした。普通なら歌い出しは「ピ~ナ~ッツ♪」のはずなのにマ~リ~とは何だろう?とうすぼんやりした疑問を抱きつつも特に調べたりはしないまま暮らしていたのですが。

ある日「バナナマンの日村勇紀は自分の排便音を『マリマリッ』と表現する」という情報を友人から教わり、海外文化をうんこちんちんに置き換えて理解しようとする傾向のあるわたくしは、なるほどマ~リ~というのは排便音の一種だったんだな、と合点が行ったのでした。かつてクレイジーケンバンドのィ横山剣氏もアメリカ人の豪快な排便音を「メリメリッ」と表現していましたしね。

みたいな下らない話(シモネタなのに下らないとはこれいかに)をここに書くためにウィキペディアに目を通してみたところ、マ~リ~と聴こえていたのは原語すなわちスペイン語歌詞の「Maní」、すなわちピーナッツのことであると判明し、なんだそういうことかとちょっとガッカリ。別にガッカリする理由もないのですが。

ちなみに榎本健一によるカヴァー「エノケンの南京豆売り」では当該部分は「ま~め~」となっていて、これは偶然かもしれませんが原語歌詞の音を踏まえたなかなかいい翻訳だなあと思いました。

 

2018年1月10日

ミニコラム・ちょろけん(仮) #7

良くないなあと思っていてもつい繰り返してしまう行動ってありますよね。

わたくしが最近気がついたそれは、ガチャポンとかトレーディングフィギュア系の小物玩具でよくある「買う → 大事にしまい込む → 忘れる → 思い出した時にはすでに可塑剤でベトベト」というパターン。可塑剤というのはPVC素材などに弾力(可塑性)をもたせるために混ぜる薬品のことで、経年劣化などによって表面に染み出してくるのです。開封して飾っておいたフィギュアがいつの間にかベタベタになっていた、という経験は玩具系の趣味を持つ人にとってはあるあるすぎてもう一種の通過儀礼みたいになっているかと思われますが、慣れるとあの独特な甘い匂いをかぐだけで身構えてしまうようになるんですよね。「可塑剤の匂いを鼻で覚えたら一人前よ」とか言ってみたい。

でまあ可塑剤自体は頑張って洗えば落ちるのですが、やはりせっかく買ったものが自分のあずかり知らぬところでひっそりと劣化していたというのは残念なものですし、それが専門店からバラ売りで買った貴重な一品だったりするとなおさら精神的ダメージが大きい。劣化を予防するにしても限度があるので、劣化するまでにしっかり目と手で物品を楽しんでおくのが理想なんでしょうなー。やっぱり買っただけで満足してちゃダメですね、何事も。うーむ。

2018年1月9日

ミニコラム・ちょろけん(仮) #6

昨日は成人の日だったのにあいにくの雨模様となってしまったようで。

雨についてしばらく前に突然思い出したのが、子供の頃に読んだパソコン雑誌(おそらくポプコムかマイコンBASICマガジン)のこと。雑誌の中に新作パソコンゲームを紹介するコーナーがあって、そこで「ねじ式」というゲームが紹介されていました。タイトルのとおりつげ義春の漫画を下敷きにしたアドベンチャーゲームらしく、記事に掲載されているスクリーンショットには漫画のコマのようなフキダシの書かれた白黒の絵。

でそのフキダシに「今日は雨が降っているから仕事を休んでしまおう」という旨のセリフが書かれており、当時小学生だったわたくしはそれを見て「大人はそんなことで仕事を休みたくなるのか…!?」と大いに驚愕したのでした。疲れた大人の世界は元気でバカな子供には理解できず、それだけに強い印象を受けたのがこうしておっさんになってから蘇ってくるのだから人生というのは因果なものです。天気が悪いと外出したくなくなる気持ち、今なら痛いほどよく分かるぞ!子供の頃の記憶って意外とこういう些細なものほど長く残っていたりするんですよね、不思議なことに。

とせっかく思い出したのはいいけれどゲームの方はおそらくもうプレイする機会はないような気がするので、代わりに元ネタのつげ義春の漫画の方を読んでみようかと思います。ちなみにこのゲームの発売元はツァイトという会社なのですが、あまりにゲーム(の記事)の印象が強かったのでメーカー名まで一緒に覚えてしまったのでした。「ツァイトのねじ式」。うーむ。

2018年1月8日

ミニコラム・ちょろけん(仮) #5

昨年末のホリデーセールで購入したDestiny 2をクリアしました。といってもメインクエストだけですが。

内容についてはFPSとしての基本的な骨組みがよくできているのと、難易度も全体的に抑えめなのでサクサク進めて楽しかったです。ゲームをプレイすることにストレスを感じないというのは大事なことですよなー。特に前作の時、PS3のパッドでFPSをプレイするという行為にえらく難渋した記憶があるので、こうしてキーボード+マウスで操作できるようになったのはとてもありがたかったです。操作性ってホントに大事。

シネマティックとか音楽についても洗練されていて貫禄十分といった感じ。あとは相変わらずスタイリッシュかつ独特な雰囲気の装備品のデザインの数々。このゲームに出てくるようなのっぺらぼうなデザインのヘルメットとか、個人的に大好きなのです。ファンタジーっぽいデザイン要素も色々と含まれていて、ああこのゲームは剣を銃に持ち替えたファンタジーRPGなんだなあと改めて気付かされました。

逆に難点だと思ったのはゲームシステムに関する全体的な説明不足と、あとはジャンプの挙動が少し変なこと(足場が悪いところでジャンプすると変な方向に飛んでしまう)くらいですかね。日本語ローカライズに関しても作品の商業的規模を考えると少々お粗末に思えましたが、声優の皆さんの熱演に救われている感じ。特にケイド6は本当にチャーミングなキャラクターですな。「ケイドろく」という読み方は正直どうかと思いましたが…。

でメインクエストをクリアしたあとは装備を向上させてエンドコンテンツに挑戦するというお約束の流れがあるんですが、今はもうすでに拡張パックがリリースされていてレベルキャップやパワー上限も上がっているので、バニラの状態であんまり頑張る必要はないのでした。拡張パックはいずれ買うとして、当分は季節イベントの消化とかその程度にとどめておこうかと思います。他に並行してプレイしているゲームも一杯ありますしねえ…。

 

2018年1月7日

ミニコラム・ちょろけん(仮) #4

わたくしがあまり公にしない趣味のひとつに「料理」というのがあります。

これに関しては生活上の必要に迫られてやっている面が大きく、「普段はあまり料理しませんがたまに餃子を皮から自作します!男の食彩!」みたいなdanchu的カッコつけとは真逆の行為なので、趣味としてはアピールできないんじゃないかと思ってあまり公にしないだけなんですけども。なんだかんだで料理歴はもう結構長いので、ある程度の地力みたいなものはついているんじゃないか…と自分では思っています。

で最近よく作っていたのが煮物。しかも「大根の葉の煎り煮」とか「サツマイモの甘煮」とか「カボチャと小豆のいとこ煮」とか、子供の頃に食卓に上がってもあまり手をつけなかったようなものばっかり。でも子供の頃に(不本意ながらも)食べたことで知識・経験として身につき、大人になってからこうして食べたくなって作ったりするのだから、やっぱり食育というのは大事なんだなァと思ったのでした。子供の味覚と食文化の引き出しを増やせるかどうかは、ひとえにお母さんの料理の腕と「食べなくても積極的に食卓に出してやる」という姿勢にかかっている…のかもですな。

2018年1月5日

ミニコラム・ちょろけん(仮) #3

よく「夢の話はつまらない」なんて言われますが、個人的には結構好きだったりします。 (ここでいう「夢」は将来の希望ではなくて寝ている時に見るアレのことです、念のため)

某廃墟SNSで知り合った人がたまにその日見た夢の内容をポストしていて、わたくしはそれを読むのを結構楽しみにしているのですが。その人が書き出した内容もそうだし、自分が見る内容もそうですが、夢というのは往々にして色々な要素が脈絡なく繋がっているので、いわゆる「常識」とか「お約束」が一切通じないのが面白い、ような気が、します。わたくしは昔から「これにこれを合わせるかァ~…!」みたいな組み合わせの妙を尊ぶDJ気質の人間なので、他人の夢の話は結構新鮮に楽しめるんですな。

ですがどうもここ最近のわたくしは不眠気味で眠りが浅い。眠りが浅いと夢の内容も常識的かつイヤな内容に偏りがちで、目が覚めたときもズーンと疲れていたりするので、まあ、やれん。 たまには寝ながら笑ってしまうような夢が見たいものです。

2018年1月4日

ミニコラム・ちょろけん(仮) #2

昨晩TVで放送されたアニメ映画「君の名は。」の関連で映画「ラスト・ドラゴン」('85)のことを思い出しました。

この映画、日本では所謂「バカ映画」扱いで作品としてはあまり評価されていないのですが、本国での評価を見てみると意外と人気が高かったりします。モータウン・レコード(の映画部門)が製作した映画ということで音楽方面からの評価が高いんですかね。プリンスの元カノで一昨年亡くなったヴァニティも出演していますし。映画の内容自体も多分にバカというか子供っぽい感じはあるものの、全体としてはちゃんとツボを押さえたウェルメイドな作りだったような記憶があります。インパクト強すぎる悪役のショーナフなんかはもう定番ネタ化しているようで、 本国では子供っぽいけど憎めない「愛され映画」みたいなポジション…なんでしょうか。個人的にも結構好きな映画です。

ミニコラム・ちょろけん(仮) #1

せっかく新年なので何か新しいことをやってみようと思い、ごく短い内容の書き物をできるだけ頻繁にブログに掲載してみることにしました。

いつもはツイッターでツイートして何となく満足しているんですが、たまに文字数制限との兼ね合いで長文が書けず「もうちょっとしっかり書きたいな…」と思うことがあるので、そういう欲求をこっちで発散していきたいと思います。なので扱う内容もツイッターとほぼ同じで自分の興味があることを適当に書き散らす感じになると思います。

こういう風に縛りがゆるいと逆に勢いがつかないことも往々にしてありそうですが、果たしてこの新企画はどのくらい続くかなー。まあ程々にお付き合いのほどよろしくお願いします。